公益社団法人 信和会 京都民医連第二中央病院

全日本民医連第46回定期総会

檜 美里 地域包括ケア病棟看護師

原水爆禁止2024年世界大会(広島)に参加して色々な経験をさせていただきました。京都民医連あすかい病院代表団として、あすかい病院から4名、左京健康友の会から1名、合計5名で参加しました。
世界大会に向けて立ち上げた原水禁実行委員会では、「いまこそ戦争も核兵器もない世界を!」「核兵器禁止条約に参加し日本政府は核保有国の説得を!」の2つをテーマに学習会を行い学びを深めました。また7月20日には信和会主催の代表派遣壮行会で原爆パネル展を開きました。
そして8月4日から6日の3日間、世界大会に参加しました。被爆者の田中凞巳さんの原爆体験談で、「唯一の戦争被爆国である日本が憲法9条を活かし、核兵器をなくす先頭に立たなければならない」と訴えておられたのが印象的でした。
あすかい病院では昼休みに街角に出て、核兵器禁止条約の批准を求める署名活動など平和行動を行っています。この行動が誰かの戦争や平和、核兵器について考えるきっかけになると思い、「私も平和行動に参加していくぞ」と、この世界大会に参加して強く決心することができました。今回の経験を後輩の皆さんに伝え、来年の原水禁世界大会参加を勧めていきたいと思います。

有田 莉邦 臨床検査技師

大会では、核兵器廃絶とこれからの世界の平和を祈り、世界中の人々が広島に集まっていることに感銘を受けました。
山本誠一さんや濱田郁夫さんなど被爆者の方の体験談を聞く分科会に参加しました。被爆し身体と心に大きな影響が出たのにも関わらず、国の救済を受けられず今も闘っている現実を初めて知りました。被爆者の平均年齢は85歳を超え、語り部がいなくなってしまった後、私たちはどう原水爆の恐ろしさを後世に伝えていくべきかについて今こそ考えるべきだと感じました。
大会では高校生が「No more 広島、No more 長崎、No more 被爆者」と宣言しました。この言葉を実現するために、私も日本が核兵器禁止条約に参加することを強く願います。