公益社団法人 信和会 京都民医連第二中央病院

平和憲法を守る取り組み

民医連が掲げる綱領には「人類の生命と健康を破壊する一切の戦争政策に反対し、核兵器をなくし、平和と環境を守ります」という一文があります。そして、私たちはそれを実現するために、9条改憲を阻止し、平和憲法を守る運動に取り組んでいます。

ロシアによるウクライナ侵略が継続する中で、世間では『憲法を変えてでも軍隊を持った方が良い』との意見が少なくない状況にあります。しかし、このような時こそ平和について考えることが大切だという職員の声が広がり、学習会や意見交流会が行われました。そして、その中で"平和ポスター"を作成しようという意見が出され、職員それぞれの平和への思いをデザインしたポスターが出来あがりました。そのポスターは、今病院内に貼り出されています(2022年11月現在)。

また、平和憲法を守る署名にも継続して取り組んでいます。100筆以上を集めた看護師は「いつの間にかアメリカとの軍事協力を強化し、戦争する国づくりが進められています。戦争する国に変わっていく日本にいることが不安になりました。職場ではみんなで命を守る運動のことを話し合う習慣があります。ウクライナ侵略に関しても、アンケートをとったり討論したりしていました。コロナ禍で街頭などでの署名活動をすることは難しかったですが、職場のスタッフで団結して家族や親戚、近所の方に書いてもらうことができました」と話してくれました。

署名用紙は、現在も外来や病棟などに置いており、毎日署名が集まっています。"憲法とは誰のためにあるのか""どのような改憲が行われようとしているのか"このことを多くの人に知ってもらえるように運動していくことが大切です。絶対に戦争をさせない思いを胸に、より多くの地域のみなさんと職員の思いが重なるよう頑張っていきたいと思います。