公益社団法人 信和会 京都民医連第二中央病院

特集2 薬剤師外来の紹介

病院に勤務している薬剤師は、主に入院患者さんに係わっており、外来の患者さんにお目にかかることがあまりありませんでした。しかし、日本病院薬剤師会から、病院内の薬剤師も外来患者さんの薬管理に積極的に係わるようにとの提言が出され、当院でも検討した結果、2021年3月より「薬剤師外来」を開設いたしました。

薬剤師外来ってなにをするの?

医師の診察前に受診していただき、患者さんが使用しているお薬のことでの困りごとなどについて、改善策を一緒に探していきます。

例えば

内服の種類が多い

複数科受診、複数医院との併診などで、同じ効果のお薬が重複していないか確認します。
(薬剤師外来に現在使用されているお薬をご持参いただいても構いません)

お薬を飲んでから体に少し変化がある

副作用などがないか確認します。

お薬が余る

飲み忘れることがあれば、用法(飲み方)をまとめたり、一包化(複数の薬剤をひとまとめにする)ができないかなど、お薬の管理方法を一緒に考えます。

注射や吸入の仕方がわからない

適切な自己注射や吸入の方法を確認し、説明させていただきます。

退院後のお薬管理に困っている

入院患者さんが退院された後、お薬の管理などで困りごとがないか確認しアドバイスを行います。

薬剤師外来へどうぞお越しください

お薬を医師の指示通りに内服することは治療上とても大切なことです。しかし、患者さんの生活スタイルなどにより、指示通りに内服することが難しい場合もあります。そのような時、薬剤師にご相談いただき、一緒に改善策を考えさせていただきたいと思います。
みなさまのお体を守る、大切なお薬です。気になることがありましたら、どうぞ、薬剤師外来へお越しください。