公益社団法人 信和会 京都民医連第二中央病院

特集3 外来リハビリテーションの紹介

当院では、入院患者さんが退院された後も必要に応じてリハビリを継続できる、外来リハビリテーション(理学療法・作業療法・言語聴覚療法)を実施しています。

※当院を退院された方だけではなく、他院から紹介された方にも実施可能です。
対象となるのは、リハビリの継続で身体機能の改善が見込める方、就労・就学に向けた支援が必要な方、自宅での生活を継続する神経難病の方などです。
また、一般的なリハビリテーション外来だけではなく、特別専門外来(高次脳機能評価・呼吸リハ・ブレースクリニック)も実施しています。

高次脳機能評価外来

事故や病気により脳に損傷を受けると、身体機能だけではなく、感情をコントロールする、記憶する、注意を向けるなどの高次脳と呼ばれる機能に後遺症が残る方がおられます。この後遺症は日常生活の様々な部分や就労・就学にも影響を及ぼします。
高次脳機能評価外来では、机上での検査などを通して高次脳機能障害の評価を行い、日常生活や仕事など社会復帰に向けた支援を行います。

呼吸リハ外来

呼吸器リハビリテーションは、動作時に息切れが生じる方や体力が低下した呼吸器疾患がある方に対して、日常生活の活動性を向上させるとともに生活の幅を広げること、健康寿命を延ばすことを目標に実施しています。
理学療法士・作業療法士が、身体機能や動作能力、認知機能等を評価し、患者さんの個別性に合わせた運動を指導しています。そして、定期的にフォローアップを行い、運動内容の見直しもしています。

ブレースクリニック

リハビリテーションでは、残された身体機能を最大限に生かすために、義肢装具を作成する場合があります。
医師・療法士・義肢装具士が、障害の程度や種類、予後、生活状況などを確認した上で、最も適した義肢・装具の作成についてご提案します。

当院で外来リハビリテーションを実施する際は、他院からの紹介であっても当院の医師の診察とリハビリ処方が必要です。
また、義肢・装具の作成、作り変えにあたっても医師の診察や意見書が必要です。まずはかかりつけ医師にご相談ください。