公益社団法人 信和会 京都民医連第二中央病院

「マイナ保険証」のごり押しはダメ! ~今までどおり保険証でも受診できます~

国民皆保険の土台である保険証を残してください

現在、国民皆保険制度の基盤である健康保険証の新規発行は2024年12月に停止され、デジタル医療情報化が進められています。しかし、この取り組みは国民や医療機関で多くの不安を生んでいます。特に「マイナ保険証」に関連するトラブルや利用率低迷により、医療現場では資格確認に関わる混乱が続いています。多くの人が新しい制度への切り替えに不安を感じ、現行の保険証を継続して利用したいという声が広がっています。

「マイナ保険証」7割の医療機関でトラブルが発生

調査では、資格確認を行う医療機関の7割がトラブルを経験しています。「保険者情報の反映ミス」「カードリーダー不具合」などが報告され、トラブル時には従来の保険証が8割のケースで使用されています。また、障害者や介護施設の現場でも「個人情報管理や手続きが困難」という声が相次ぎ、安全性や利便性への懸念が増しています。

マイナ保険証は作らなくても大丈夫。「保険証」か「資格確認書」で受診できます

健康保険証は有効期限が切れる前に「資格確認書」が自動交付されます。有効期間は5年あり、現行の保険証同様、医療機関での提示だけで受診できます。資格確認書には氏名や生年月日などの基本情報が記載されており、混乱を防ぐ重要な手段となっています。

「マイナ保険証」の紐づけ情報を解除できます

今年から、マイナ保険証の紐づけ情報を解除し、マイナポイントを返還せず利用登録を解除することが可能になりました。登録解除を通じて、個人情報保護を優先したい人々が増えています。

これからも現行の保険証で受診できるように署名活動にご協力ください