特集2 あすかい病院の食事
北館地下の栄養課では、入院患者さんの3食と精神科デイケア・外来透析の昼食を合わせ、1日に約480食を作っています。食事の種類は細かく分けると、50種類以上になります。入院患者さんの6割以上が80歳以上と高齢の方が多いため、食べやすさも意識しています。
食事は生活の大切な一部
食事は生きていくうえでいろいろな意味をもっていると考えています。①1日のリズムを整える、②おいしい、楽しみと前向きな気持ち、心の栄養にもなる、③必要な栄養を摂ることで治療やリハビリを効果的にすすめることを助ける、④話題作り、コミュニケーションのきっかけにもなる。
安心、安全、おいしい食事をお届けしたい
栄養課の厨房で毎日濃いめにだしをとり、毎食作ります。コロッケやワンタンも手作りしています。
お楽しみのひとときを
入院生活にちょっとしたハレの日感をお届けしたく、月1、2回季節・行事食を実施しています。2022年は年間で27回になりました。京都の風習、折々に食べる料理も取り入れ、四季の変化を感じていただければ幸いです。デザートにも力を入れており、嚥下障がいのある方も食べていただけるよう工夫しています。
緩和ケア病棟
週3回、選択メニューを提供しています。患者さんのご意見もききながらメニューを見直してきました。
嚥下調整食
食べる方に合わせた食事の提供をめざし、リハビリや看護と連携しながら、安全、おいしさに加え見た目の良さもめざしてミキサー固形食とやわらか食を導入しています。
食べる方の気持ちになって
「毎日の食事が楽しみ。だし汁がおいしい!」などうれしいご意見をいただき、スタッフ一同励みにしています。
作る側は同じ料理を何百食も盛りつけても、召し上がる方に届くのはそのうちのひと皿。どれがあたってもハズレがないよう、丁寧な提供を心がけ今後も努力を続けたいと思います。お気軽にお声かけください。