特集2 ケアプランセンター飛鳥井 自分らしく生きられるようサポートします
ケアプランセンター飛鳥井とは
ケアプランセンター飛鳥井は、居宅介護支援事業所という介護保険のサービスの1つです。介護の認定を受けられた方が在宅でどのように過ごしていけば良いかなど、住み慣れた地域や家で、その人らしい生活が送れるよう、サポートしていくケアマネジャーの事務所です。
ケアマネジャー(介護支援専門員)の役割
ケアマネジャーは、介護認定を受けられた方のニーズに応じてどのような支援・サービスが必要になるかご本人やご家族の相談を受けます。相談を通して明らかになった希望をもとに、ケアプランを作成しサービスの利用に向けた連絡と調整を行います。ケアマネジャーは一人ひとり担当制となっていますが、センターに7名のケアマネジャーが所属していますので、複雑なケースはセンターでまるごと支援しています。
ケアプラン(居宅サービス計画)とは
ケアプランは、ご本人が自立した生活を送るための、ご本人の希望や心身の状況に応じたサービス等の利用計画をいいます。生活はひとり一人その様態が違う多様なモノです。
ご本人の希望に応じて、ご本人のケアプランとなるよう、できる限り一緒にケアプランを作っていくように心掛けています。
【事例】Bさん(50代男性)
仕事中に脳出血で倒れ、右上下肢麻痺や言語障害など重度の後遺症が残りました。当時住んでいた家は2階建てで、車椅子が必須となったBさんが住み続けることは困難でした。やむなく、サービス付き高齢者住宅(以下サ高住)へ入居。サ高住では、併設のデイケアに週6日、朝・晩にヘルパーや看護師が訪問するという生活でした。もともと仕事以外にも趣味や興味のある活動をしていたアクティブなBさんは、デイケアに通うだけの毎日に「自由がない!」と耐えられなくなりました。そこで、昔からの友人たちが中心になって在宅生活への準備を開始。区役所への相談、物件探しなど半年あまり奔走した後に、ケアマネジャーの依頼のため来所されました。
Bさんは歩行困難で言葉も出にくい方でしたが「こうしたい」という生活のイメージを持っておられ、周りの友人が意思決定をサポートされています。朝昼夕のヘルパー、入浴やリハビリのためにデイサービス、福祉用具による環境調整など、様々なサービス調整を行いサ高住入居から1年後に転居。体調も安定し、好きなものを食べ、借りてきたDVDで映画を観たり新聞を読んだり、週末には外出支援のヘルパーとあちこちでかけることを楽しみにされています。今では自分らしさを大事に、「自由」を満喫されているBさんです。