京都民医連第二中央病院広報誌 2010年5月発行 vol. 14
検査課 課長
財前 徳三
睡眠時無呼吸症候群とは、「睡眠時」に「無呼吸の状態」になる病気のことで、無呼吸とは、10秒以上の呼吸停止と定義されます。この無呼吸の現れる頻度・割合などで睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
この無呼吸のため、体に負担がかかり高血圧症や心疾患になったり、新幹線のオーバーラン事件に代表される昼間の眠気による事故につながったりして、個人の病気としてはもちろんのこと、社会的にも大きな問題となっています。
第二中央病院ではこの病気の判定を簡単に行える検査機器を導入しました。
この検査は睡眠時での検査なので、外来での検査の場合は検査機器を持って帰ってもらい、自宅で行います(診療の流れ参照)。具体的な検査方法は、装着図を見てください。
図のように、各センサーを取り付けて寝てもらいます。取り付け方は非常に簡単です。
以上が大まかな検査の流れです。
検査結果の程度により、精密検査または直接治療に進む場合があります(結果報告時に説明されます)。
昼間、会社の会議中に極端に眠くなる方!
いびきの最中「時々息が止まっている!」と家族に言われている方!
朝起きても、疲れが取れない!と感じている方、ぜひ一度、検査をされてみてはいかがでしょう?
当院の内科一般外来でご相談ください。