京都民医連第二中央病院広報誌 2006年6月発行 vol. 6

乳がん検診を受けましょう/新しいマンモグラフィ(乳腺・乳房専用レントゲン装置)が導入されました

ピンクリボンは早期乳がん発見のための乳がん検診啓発活動のシンボルマークです。

マンモグラフィ
(乳腺・乳房専用レントゲン装置)

マンモグラフィ

0.1~0.2ミリメートルレベルの病変が描出可能です。

2006年6月より当院においてマンモグラフィ(乳腺・乳房専用レントゲン撮影装置)が導入されました。

 乳がんは1996年に日本人女性の悪性腫瘍罹患率で第一位となり、その後増加の一途をたどっています。

 現在では30人に一人が乳がんになるという統計も出ています。しかし乳がんは早期に発見・治療すれば「ほとんど治るがん」なのです。まず、定期検診をしっかりと受けましょう。

マンモグラフィで見た乳房

乳房右 乳房左

当院ではCR(コンピューテッドラジオグラフィー)にてデジタル処理を行った画像です。

撮影風景

上下方向

左右方向

左右方向

上下方向

撮影時の圧迫により、少し痛い事もありますが診断に役立つ写真を提供していくためにも、ご理解とご協力をお願いします。

※実際の撮影では上衣を着用しません。

マンモグラフィQ & A

マンモグラフィとは? 

 乳腺・乳房専用のレントゲン撮影です。乳房を上下・左右方向から専用の板で挟みながら撮影します。通常両方で4枚撮影します。

なぜ挟むのか? 

 乳房を圧迫しながら均等に広げます。こうすることによってより少ない被ばく量で乳房のなかをより鮮明にみることができます。

挟んで痛くないの? 

 痛みの感じ方は個人差がありますが、病気をみつけるための大切な事なのでご協力とご理解をお願いします。

被ばくによる危険は? 

 危険ははほとんどありません。マンモグラフィで得られる利益と被ばくによる不利益を比較しますと検査で得られる利益の方が数倍大きいといわれています。

いつ検査を受けるのがいいですか? 

 乳腺は女性ホルモンの影響を受けるので、張りや硬さで痛みを感じる場合がありますので月経開始後7~10日目が最適といわれています。

何がわかりますか? 

 触ってもわからないような早期の乳がんはもちろん、しこりを作らない小さな乳がんなどです。悪性の病気だけではなく良性のものもみつかります。

乳がん検診のお知らせ

40歳以上の方へお薦めします

検診内容:
視触診+マンモグラフィ
料金:
3,500円
検診日:
友の会健診(一般健診)と併用可能
  • 第1・3・5週木曜日午前と毎週金曜日午前
  • 第1・3・5木曜日は婦人科(子宮がん)検診とセットでも実施できます。

40歳未満の方へお薦めします

検診内容:
視触診+乳腺エコー
料金:
3,500円
検診日:
毎週木曜日午前
  • 婦人科(子宮がん)検診とセットでも実施できます。
  • 友の会健診(一般健診)と併用可能です。

乳がん検診担当医

木曜日午前外科外来:
野口 正仁医師
金曜日午前外科外来:
名嘉山一郎医師

ご予約・お問合せ先

電話:
075‐712‐5740(検査予約センター)
受付時間:
日・祝日は休み
  • 月~金 午前9時~午後8時
  • 土午前9時~午後12時
FAX:
075‐706‐7723(健診課)
075‐706‐7723(健診課)