京都民医連第二中央病院広報誌 2004年11月発行 vol. 1
大文字 創刊号
動脈硬化度(PWV)検査
わずかな時間であなたの血管の状態がわかります
動脈硬化を放っておくと…
- 脳出血(くも膜下出血)
- 脳の血管が破れてしまう病気。
- 脳梗塞
- 脳の血管がつまってしまう病気。
- 狭心症
- 心臓を取り巻く冠動脈が狭くなって起きる病気。
- 心筋梗塞
- 心臓を取り巻く冠動脈の血流が止まる病気。
- 閉塞性動脈硬化症
- 足の筋肉への血流が減り、歩くと足が痛むなどの症状がある病気。ひどくなると足先が腐ってしまうこともある。
- わずかな検査時間ですみます
- 測定にかかる時間は5~10分です。
- 血圧を測るのと同じ感覚です
- 検査は、血圧を測るのと同じくらい気軽に受けられます。両手、両足首の4箇所の血圧を同時に測るだけなので、ほとんど痛みはありません。薄手の服ならそのまま測定できます。

- PWV(PulseWaveVelocity)…脈波伝播速度
- 心臓から押し出された血液により生じた拍動が、血管を通じて手や足に届くまでの速度のことで、脈波伝播速度と呼ばれます。血管が硬いほどその速度は速くなります。
- ABI(Ankle-Brachial Index)…上腕と足首の血圧比
- 足首と上腕の血圧の比を測定することで血管の狭窄の程度がわかります。健常人の場合、足首血圧は上腕血圧より高いのが普通ですが、足の動脈が脂質等で詰まったりすると、血流が悪くなり上腕の血圧より低くなり、ABIの値が低くなります。


こんなことにお気付きの方は早めに検査を
40歳以上で思いあたる方は、検査を受けられることをお勧めいたします。
検査手順
- ベッドに横になって、血圧計などを装着
- 測定中は安静にしてください。測定後プリント結果が出ます。
- 測定結果をもとに、今後の生活に関するアドバイスを受けられます。
詳しくは当院内科外来でご相談下さい。