京都民医連第二中央病院広報誌 2012年10月発行 vol. 18

編集後記

★今回頂いた葉書のなかで、特に人気のあったスズカケノキは『鈴掛の木』『篠懸の木』とも書くそうです。『篠懸の花』は春の季語。花言葉はなんと『天才』です。

★「高齢になり、生活機能が衰えて来たとき、安心して入所出来る施設を増やす運動を」と左京区のKさんから頂きました。この国で生活する全ての人の問題です。

★今年も大文字の送り火が拝めますように、と山科区のHさん。とても奇麗な送り火の切手を葉書に貼って下さいました。ありがとうございます。

★毎月、定期的に受診しているものの、病院も大きく変わり、知っている人もだんだん少なくなり、淋しく思っています。と南区のNさん。まだまだ(私も含め)あちこちに『当時を知る者』が居ます。いつでも声をかけてください。

★最後に、右京区のTさんからのお便りをご紹介します。

3月の1ヶ月間、福島の原発避難者の健康サポートに行って来ました。大人は持病の悪化・成人病の罹患・鬱状態、また、子供達は情緒不安定などになっていました。故郷を追われた傷は深く、復興とは程遠い状況です。

「人々の絆や健康を壊し、仕事を奪い、将来への不安を残す原発(核エネルギー)と人類は共存できない」とあらためて感じました。世界中の原発撤退の声を大きくしていかねばなりません。声を大きくしていかねばなりません。(ま)