京都民医連第二中央病院広報誌 2011年7月発行 vol. 16
夏バテ予防 簡単メニュー紹介
タコとにらのキムキム妙め(1人分88kcal たんぱく質12.1g 塩分0.8g)
にら……1束
ゆでタコの足……1~2本
土生姜麦……薄切り2枚分
白菜キム……大さじ約1杯分
枝豆……ゆでてむいたものを約10粒
韓国のり……6ツ切り(8×10)を3~4枚
ごま油……小さじ1杯
酒・コショウ……少々
作り方
- にらは4cmくらいの長さ、タコは食べやすい大きさに切る。
- 土生麦は千切りにし、韓園のりはちぎっておく。
- フライパンにごま油を熟し、土生麦の半分くらいを妙める。
- タコ、ニラも入れてさっと妙め、酒・キムチ・韓国のりも加え、まんべんなく妙め合わせ、コショウで味を調え、火を止めて枝豆を散らし残りの生麦をのせる。(妙めすぎると、タコは硬く、にらは麓っぼくなるので注意。)
韓国語で海苔は「キム」。のりとキムチで「キムキム」です。塩味、ごま油の風味があり、ゆでダコ、キムチとともに塩分とうま味で、調味料代わりになるので、他に味付けはほとんど要りません。
にらのビタミンB1や、硫化アリルは、食欲増進や疲労回復効果があり、豊富などタミンAも夏バテやカゼの予防に有効です。脂肪少なめ、エネルギー控えめのタコには「タウリン」が多く含まれ、疲労回復効果、動脈硬化や血栓の予防効果があります。さらに、「亜鉛」を多く含んでいるので、味覚障害の症状の回復に効果的です。冷し麺だけですませてしまいがちなお昼、「今日はあっさり冷や奴にしとこか~」みたいな夕食に一緒にいかがでしょう! キムチやごま油の苦手な場合は、梅肉と日本のもみのりを使っても、さっぱりおいしく仕上がります。
夏バテ予防のポイントは、(1)1日3食、主食・たんばく巽・野菜のおかずをバランスよく摂る。(2)ビタミンB1(豚・豆・きのこ・にら・鰻など)(3)ビタミンC(新鮮な野菜や果物)(4)たんばく巽は肉や魚、卵や大豆などから(5)香味野菜や香辛料、お酢で食欲アップ、などです。