京都民医連第二中央病院広報誌 2009年11月発行 vol. 13

リハビリテーション部 理学療法課紹介

障害があっても、高齢になっても、いきいきと 生活していくために理学療法士は健康と生活のサポーターです


リハビリテーション部
リハビリテーション部

 リハビリテーション部は理学療法課・作業療法課・言語療法課の3つの課に分かれています。

今回は理学療法課について紹介します。

 当院では発症早期から在宅生活のサポートまで幅広く対応できるよう、29名の理学療法士が在籍しています。(実は京都府下でも有数のリハビリテーション施設なのです。)その中で理学療法は、主には「運動療法」による筋力、関節可動域、協調性といった身体機能の改善や温熱、水、光線、電気などの「物理療法」による疼痛、循環の改善を図り、基本的な動作や日常生活活動を改善し、いきいきと生活ができるように援助するという仕事を担っています。

 時には、患者さんのお宅にお伺いし、日常生活の指導や社会生活を円滑に送 る為の福祉用具の選定、住宅改修、介助法指導、環境調整、在宅でのリハビリテーションなども行います。

 理学療法課の理学療法士はいろいろな所で働いています。病院内で入院患者さんの理学療法をしている者、外来で通院患者さんの理学療法をしている者、通所リハビリテーション(デイケア)や訪問リハビリテーションで介護 の必要な利用者さんの生活支援をして いる者、毎日フル回転で文字とおり汗水を流しています。若い理学療法士が多いので、ご迷惑をかけることもしばしばありますが、患者さんから色々なことを教えていただき、皆さんの生活や人生によりそう援助が出来たらと願っております。

 本年より介護サービスの充実のため、通所リハビリテーション2ヶ所(第二中央病院 「なの花」、東山診療所)、訪問看護ステーション「たんぽぽ」「ひまわり」に加え、あらたに川端診療所、大宅診療所の通所リハビリテーションを、11月からは、病院からの訪問リハビリテーションを開始します。障害があっても、高齢になっても、安心してリハビリの相談や援助を行っていけるようがんばっていきたいと思います。

 理学療法課では、毎年、地域の方を対象に障害予防、健康増進の取り組みとして「転倒予防教室」を開催しています。介護を必要としない自立した生活、いわゆる「健康寿命」をのばすため、今後も地域の方々とともにがんばります。