京都民医連第二中央病院広報誌 2006年6月発行 vol. 6
京都民医連第二中央病院エリア9条の会のご紹介
憲法9条があったから、戦後60年間、日本は戦争で誰も殺さなかったし殺されませんでした。
この数年急速に改憲に向けた動きが活発化しています。そんな中、2004年6月憲法9条を守り輝かせようと作家の大江健三郎さんや、井上ひさしさん、澤地久枝さんなどが呼びかけ人となり「9条の会」が発足しました。現在全国各地で4700以上の会が結成されています。京都でも300を超える会が結成され、左京区では小学校区数以上の会が多彩な活動をくり広げています。
第二中央病院エリアでも昨年に9条の会が誕生し、現在の会員数は約60人で、「命と健康を守る私たちだから伝えたい」という思いで様々な職種の職員が手をつなぎ、個性あふれる活動を始めました。
2月に行われました結成式では30人以上の職員が集まり、弁護士さんを招いた憲法学習会を行い、平和への思いを新たにしました。また平和を愛する若い職員が中心となりダンスチーム(その名もフェニックス9)が結成されました。メンバーがデザインしたおそろいのTシャツを身にまとい、沖縄の伝統舞踊「エイサー」を踊りながら9条の会を盛り上げています。4月に開催された例会では「父と暮らせば」の映画上映会、三線(さんしん)奏者の方の心に残る平和の歌、女性職員達による手作り平和クッキーと好評でした。これから夏(平和を考える季節)に向けて、職員が気軽に楽しく参加できるような大きなイベント(仮称「サマーPEACEカフェ」)も計画中です。
私たちは、未来をつくりだすことができます。戦争をしない方法をえらびとることも。
これからも、誰もがいつでも気軽に参加できるような企画を通して、憲法9条を守り伝える活動を続けていこうと思っています。
京都民医連第二中央病院エリア 9条の会事務局 三島 桃子