院長のごあいさつ
2025年新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます
今年は蛇年です。蛇にはたくましい生命力があり、脱皮をして傷を癒やすことから、復活や再生の象徴とされています。
患者さん・利用者さん、地域のみなさんもすこやかで笑顔になれるような1年にしていきたいものです。私たち職員も力を合わせて頑張ります。
今年は第二次世界大戦後・広島・長崎被爆後80年の年です。被団協がノーベル平和賞を受賞したということの重みを私たちも受け止め、戦乱も核兵器もないような世界にするための運動を続けていきたいとおもいます。昨年も青年職員が先頭に原水禁世界大会への参加・カンパ活動をがんばりました。また民医連新聞の正月号にあすかい病院での「ガザでのジェノサイドをとめよう」という取り組みが掲載されています。ぜひご覧ください。
能登の大震災から1年、昨年1年当院からも多くの職員が震災の支援に行きました。しかしいまだ復興とはほど遠く苦しんでいる住民の方々がおられます。これだけ震災や洪水など大災害の多い日本で災害にしっかり国費を使う政府にしていく必要があります。
あらためて日々の医療活動・介護活動における全職員の不断の努力に心から感謝しています。健康のすばらしさは病気をして思い知らされるとよく言われます。私事ですみませんが昨年は患者の立場にもなったことがありました。病気は突然やってくるものですね。医療や介護の活動の尊さを患者の立場からも訴えていく1年にしたいと思います。コロナ禍で傷ついた医療機関や・介護事業所に24年春の診療報酬・介護報酬同時改定で追い打ちをかけた政府のやり方に声を上げることにも力を入れていきましょう。
誰一人取り残されない、皆が健康で幸せな1年を送れるように!職員一同、健康に気をつけて努力していきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
2025年1月

京都民医連あすかい病院
院長 中川裕美子